2021.01.23 ブログ
1641cc 190ps!

1641cc 190ps!の投稿画像01

今までで最高の数字です。
以前、2276ccで237ps出て、そこからフルチューンみたいなエンジン作るの止まってました。

今回の1641はずっとやってみたかった内容でした。
だからと言って、特別世間一般のチューニングエンジンと作り方は同じです。軽いピストンと、コーヘーマシーンオリジナルカムシャフトが少し違う点ですかね?

スペック
・AS41ジャーマンケース
・CB69クランク(中古)
・CB5.6H断面コンロッド
・コーヘーマシーンカム(KM310)
・オリジナル国産ピストン(リセス加工)
・ブラジル純正ヘッド改(40-37.5バルブ)
・IN1.25、EXノーマル1.1ロッカーアーム
・軽量加工フライホイル(約4.5kg)
・ジーンバーグIDFマニ
・EMPIφ44キャブ
・ポイントレスキットに強化コイル

1641cc 190ps!の投稿画像02

同じ87㎜ピストンでも大きく違います。
見る人が見ればあのピストン!って分かるでしょうね。
今回はリセス無しで作ったんで勝手にオリジナルと言ってますが、もう在庫はありません。
手前がお馴染みマーレー鍛造が376gに対して、290gと超軽量!
ピン径21㎜で、長さも短いので、トータルでの差が大きいです。
8000rpmまで綺麗に回るのも、ここが効いてます!

1641cc 190ps!の投稿画像03

ブラジルVWのヘッドで、燃焼室が元々浅く、フィンが少ないので、都合が良いです。
吸気が40㎜、排気が37.5㎜(大き過ぎかも?)
ポートはスペシャル形状です。
オリジナルシートカットです。
バルブ径に対して、ポート径は細いかな?
容積は31㏄

1641cc 190ps!の投稿画像04

CBのH断面5.6インチです。ノーマルの長さで良いけど、それではエンジンが短くなり過ぎて、カバー類を付けるのに苦労し過ぎるんで、妥協しての5.6です。21㎜のピンに合わせてブッシュ入替え、幅も詰めないと収まりません。

1641cc 190ps!の投稿画像05

コーヘーマシーンのカムシャフトとカムギア!
スキャットの軽量リフターです。

1641cc 190ps!の投稿画像06

Dynapackで測ってます。
そのグラフは生値で、エンジン出力はそこから駆動ロスを除くのですが、その数値が15%とされてます。
ローラー式と全く比べられないのが残念ですが、例えば、ボッシュのローラーで測った時の駆動ロスを足さない線と、そのグラフが似てるんじゃ無いかと思います。
その緑線がベルトを外した時で、161.3psです。
あと3psで生で100ps/L!
駆動ロスは体感だと10%位かな?
161.3/0.9=179.2ps
ハイオクガソリンです。
良く出たと思います。
バルブリフトを増やせばもっとパワー出ます!
(1200用プッシュロッドがそのまま使えたからが純正ロッカーアームで、低いリフト量です)

それにしても、VWエンジン楽しいですね!